2023-09-22
使っていない土地を所有していると、売却するべきか活用するべきか悩みますよね。
いずれにしても、土地の状況によっては「整地」が必要となります。
この記事では、整地とはなにか、整地の種類や整地にかかる費用の相場をご紹介します。
埼玉県川越市に土地を所有している方は、ぜひ参考になさってください。
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土地の利用計画において、整地、造成、更地の違いを理解することは重要です。
それぞれの工程や特徴、法的な要件を考慮に入れたうえで、土地の用途に合った選択と施工が求められます。
整地の概要や造成、更地との違いは以下のとおりです。
整地とは、建築や耕作などのために土地を平らにならす作業のことです。
整地作業は、以下のような工程から構成されます。
まずは、地形の凸凹を機械や道具を使って均一にします。
古い建物がある場合は、解体作業後におこないます。
また、土地を活用するときに障害となる石や草木の除去も必要です。
その後、重機などで土をしっかりと固めます。
最後に砂利を敷き詰めて高低差を均一にし、土地の安定を図ります。
造成工事は、農地や森林を宅地に変えるための工事のことを指し、整地と異なる点は以下のとおりです。
造成は、住宅建設の安全を確保するために、地盤がしっかりしているかを調査し、必要性があれば改良工事をおこないます。
そのため、個人でもおこなえる整地と違って、専門業者の判断が必要です。
一般的に、中規模な造成工事は解体業者や外構業者など、大規模な造成工事は土木業者が請け負います。
また、災害のおそれがある特定地域では「宅地造成等規制法」により規制されており、規制対象の地域で造成工事をおこなうには各自治体の許可が必要です。
更地とは、住宅解体後の跡地のことを指します。
整地されているかどうかは問われないため、石や草木が残っていたり、凹凸状態だったりすることもあります。
また、更地は宅地に限られる点が特徴的です。
売却の際は、更地状態にした土地に整地をおこなうと美観が良くなり、買主が購入後すぐに建設工事にとりかかれるため、資産価値が上がります。
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土地を整地するときは、最後に仕上げをおこないます。
仕上げの種類は、以下のとおりです。
粗仕上げは、粗整地または荒整地とも呼ばれ、簡易的な整地の仕上げ方法です。
建物を解体後に土地に残るコンクリートガラや石などの残骸を人力や重機で取り除き、土地を平らにします。
依頼する業者によって仕上げの細かさが異なるため、どこまで整地してもらえるのかを確認するとよいでしょう。
粗仕上げは、使用用途がまだ決まっていない土地や舗装が不要な土地におこなうことが多いです。
砕石舗装とは、その名のとおり土地を整地後に砕いた石で舗装する方法です。
素材は、天然の石を砕いて選別した「砕石」で、角張っていて固めやすい特徴があります。
粗仕上げよりもきれいな仕上がりになり、庭や駐車場に用いられることが多いです。
また、砕石の代わりに角が丸い砂利も使用されることがあります。
整地の際は、重機などの機械で石同士を密着させる転圧もおこなわれます。
真砂土とは、花崗岩などが風化してできた土のことです。
真砂土舗装とは、整地後の土地に真砂土を敷き詰める整地方法です。
公園や学校などで用いられることが多く、石やコンクリートと比較して水分を吸収しやすい特徴があります。
整地工事の際は、砕石舗装と同様に機械で転圧をおこなうため、地盤が固まり、自然な景観を作り出せます。
真砂土舗装は、草木や芝生を生やすことも可能なため、庭の整地に向いているでしょう。
また、粗仕上げや砕石舗装と比較すると、より仕上がりがきれいになるため、土地売却の際にもおすすめです。
コンクリート・アスファルト舗装は、駐車場などによく用いる整地の仕上げ方法です。
土地を整え、砕石舗装後に型枠などを入れてコンクリートまたはアスファルトで舗装します。
コンクリート舗装は耐久性が高く、補修が必要となる回数も少なくなります。
しかし、コストが高く工期が長い点がデメリットです。
反対に、アスファルト舗装はコストが低く工期は短いですが、コンクリートと比較して補修の回数が多くなります。
また、アスファルト舗装は夏場に地面が高温になりやすく、変形しやすい点がデメリットです。
まとめると、整地の仕上げの種類は土地の用途によって異なります。
そのため、使っていない土地を整地するときは、用途を決めてから適切な種類を選ぶことをおすすめします。
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土地の整地をプロの業者に依頼した場合、作業内容や規模に応じて費用がかかります。
以下は、通常の整地に関連する主な費用の相場です。
一般的に、簡易的な粗仕上げの整地だと、1㎡あたり500円前後が相場です。
たとえば1㎡あたり500円で計算すると、50坪(165㎡)の土地は8万2,500円、10坪(33㎡)の土地は1万6,500円かかります。
また、大規模な工事になるほど、1㎡あたりの整地費用は安くなります。
ただし、整地費用は業者や立地によって異なるため、ご注意ください。
整地の際に、雑草・木・廃棄物の処理が必要となる場合は、 数万円の追加費用がかかります。
特殊な機材や追加の人手が必要となるためです。
庭木伐採や根の除去は、1本あたり数千円かかります。
平地以外の整地はさらに追加費用が発生します。
平地と比較して特殊な技術や機器が必要となり、一般的な整地作業より複雑になるためです。
山林や傾斜地の整地は、平地よりも作業が複雑になるため、整地費用も通常より高くなることが一般的です。
山林の場合、木々の伐採や抜根、基盤の改良なども必要になるため、費用相場は1㎡あたり2万円~3万円ほどとなります。
傾斜地の場合は、傾斜角度に応じて1㎡あたり1万円から2万円ほどです。
傾斜があるほど作業が困難になるため、費用は上がります。
15度以上の傾斜角度だと、1㎡あたり4万円前後になることもあるため、ご注意ください。
仕上げの種類によっても、費用相場は異なります。
粗仕上げ以外の種類の費用相場は、以下のとおりです。
上記の費用はあくまで目安です。
土地の状態や撤去物の量などによっても費用は変動するため、ご注意ください。
整地前に業者にしっかりと相談し、明確な見積もりを取得することが、予算オーバーを防ぐ重要なステップです。
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整地とは、有効活用するために土地を平らにならす作業のことです。
整地の仕上げには「粗仕上げ」「砕石舗装」「真砂土舗装」「コンクリート舗装」「アスファルト舗装」の5種類があります。
費用相場は、作業内容や規模に応じて異なり、簡易的な粗仕上げの整地だと1㎡あたり500円前後です。
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