2022-07-01
住宅ローンの滞納が続くと、最終的に家は競売にかけられ、せっかくのマイホームを手放すことになります。
競売による売却の場合、相場よりも安く手放すことになり、残債の支払いも多くなります。
このままでは売却せざるを得ないとなる前に任意売却で少しでも高く売るなどの対策が必要です。
今回は、ローン滞納に伴う不動産売却や売却後も住み続けるためのリースバックなどについて解説します。
住宅ローンの滞納が続くと、家が差し押さえられ最終的に競売にかけられることになります。
流れとしては、住宅ローンを滞納し数か月すると、督促状や催告書が届くのが始まりです。
それでも支払いができないと期限の利益を喪失し、その後保証会社による代位弁済がおこなわれ、保証会社への支払いができないと競売が申し立てられることで、競売の手続きに入ります。
滞納期間が3か月を超えると信用情報機関のブラックリストに名前が載り、クレジットカードの利用額の減額やカードの更新がされないなどの問題も発生します。
期限の利益を喪失するまでの期間は滞納開始から6か月です。
家が差し押さえられると、すぐに家を出なければならないうえに競売では手元にお金も残りません。
早めの段階で競売を避けるための対策を検討したほうが良いでしょう。
住宅ローンを組むと、家に抵当権が設定されます。
不動産を売却する際は、その抵当権を解除しなくてはならないのですが、ローンが残った状態では抵当権は解除されません。
住宅ローンの借り入れ先である金融機関の了承を受け、特別に抵当権を解除してもらい売却できるようになるのが任意売却です。
任意売却が可能な期間は、期限の利益の喪失から競売の入札が始まり開札されるまでの約1年間です。
任意売却は、金融機関への相談後、不動産会社に任意売却について相談したのちに物件の査定をしてもらい、価格を金融機関へ伝えて合意を得ます。
その後の流れは通常の不動産売却と同じです。
売却後もその家に住み続ける方法としてリースバックが挙げられます。
リースバックはリースバック会社などに家を売却し、買主に対して賃料を払うことで今までどおり売却した家に住むための仕組みです。
家の所有権は第三者に移りますが、そのまま住み続けられるのは大きなメリットになり、将来経済状態が良くなったときに買い戻しの可能性も残ります。
家賃は売却価格によって決まるので割高になる場合がある、万が一家賃を滞納した場合には賃貸借契約を解除され、立ち退きを要求される可能性があることがデメリットです。
住宅ローンを滞納し続けることにはデメリットしかありません。
競売よりも高く売れる任意売却や売却後も家に住み続けられるリースバックなどの仕組みを利用し、早めに対策することで解決の幅が広がります。
住宅ローンの支払いが苦しいと感じ始めた段階で、金融機関に相談することも大切です。
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